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Kの徒然日記です。
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ちょっと早い忘年会でした。京の田舎料理「御蔵 銀座本店」で宴は行われました。こちらのお店は料理監修を「菊乃井」主人・村田吉弘氏がやっていると聞いたので楽しみにしていました♪「貴船」コースを選びました。先付けから始まり、しめくくりまで非常にヘルシーなお料理でございましたよ。画像を見ても分かるかと思いますが・・・地味です。京野菜をメインにしているので当たり前なんですが。最後の御飯に丸干しが付いてきたのには「朝ごはんかよ!」みたいな・・・。忘年会向きではなかったですねえ。年配の夫婦がゆったり~な感じでした。チーズが好きな私には物足りなかったです。まだ若い証拠ですね!30年後にまた出直したいと思います。

銀座はクリスマスプレゼントの下見カップルが沢山でした。いいですねえ~。マイ旦那に「つもりんと同じモデルの時計が欲しいな♪」とおねだりしてみましたが、白い目で見られて終了です。気の毒なことに、マイ旦那は純情キャラの名前を覚えてしまっています。(笑)私の独り言が大きいせいです。



蜜蜂 まぁや様>こんばんわ☆敬語とかそんなに気にしないで下さいね!私は気にしませんから~。大丈夫です♪それよりも、試験は大丈夫でしたか?お勉強はちゃんとしましょう(笑)前日くらいはやっとかないと!もう小児科医の野分には診てもらえない私ですけど、同じ忍ちん好きと云う事でよろしくです!
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冬コミまであと一ヶ月?東京駅をご利用の方多いのではないでしょうか?本日は東京駅のオススメパンをご紹介です。まずは「BURDIGALA EXPRESS」朝7時からの営業です。私の一押しは「マングー・アプリコ」とゆードライマンゴーやピスタチオが入ったパンです。画像の中心のパンがそうです。マンゴーがフルーティで、ナッツの食感がたまりません!!他は赤ワインで練ったパンも美味しいです!生地の色もボルドーで綺麗なんですよ~。このお店はおやつパンよりも、こういった食事パンの方が美味しいです!そして、美味しいバケットサンドが食べたい方に超おすすめなのは
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「PAUL」です!このお店は東京駅の隣のPCPビルの一階にあるのですが、サンドウィッチが美味しいんです!バケットはバターの香りがしっかりしていますし、中の具もそりゃあ美味しいんです。以前の職場がこの辺りだったので、毎日の様に通ってました。あとガトーも美味しい♪タルトも果物の酸味が感じられ、ちゃんと果物の味が残っています。画像は「カヌレ」といちじくのパンです。(名前覚えてない)カヌレってあまり好きじゃないのですが、ポールのは美味しいからつい買ってしまいます。このお店でしたら、何をチョイスしてもハズレはないと思います♪コミケの帰りにどうですか?・・・疲れてそれどころじゃないですよね(笑)1秒でも速く帰宅して、戦利品を読まなくちゃですよね!


今月はスローライフなはずだったのに、なぜか毎日忙しいです。今日は久しぶりにゆっくりです。数日ぶりにネットしています・・・・あの、先ほどあらすじを見たんですが。テロ組キました!!!テロ組です!忍ちんですよ!!待ってましたよ~本当に。しかし、ちょっと待て!一回分にまとめるんかい!!頼みますから素敵シーンはカットしないで下さい!忍ちん~やっと拝めるよ!今から胸がドキドキです♪土曜までこの調子じゃ体力持ちません!

今日の夜、久しぶりにエゴ話アップです~。野分が一番最強だとやっと気が付いた今日この頃です。遅っ。(ずっとウサギさんが最強だと思いこんでいました。)


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本日のご紹介は湘南「珊瑚礁 本店」でございます。海沿いにもお店がありますが、鎌倉プリンスの坂を上ると本店があります。ロケーションは海沿いの方が良いですねよね~湘南!って感じで。お店のスタッフも男性はアロハシャツ・女性はパレオ?でハワイアンな雰囲気です。上の画像は「ピニャコラーダ」と「ビーフサラダ」です。このビーフサラダはボリューム満点!お肉の味付けがすっっごおーく美味なんです。画像な無いのですが、「アンチョビポテト」も頼みました。これは絶対に外せないです!来ると絶対に食べます!!
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本日のメイン、本店のみのメニュー「ドライカレー」です♪ベーコンの旨味がしっかりと出ています。付け合わせのレタス(マヨがかかっています)と一緒に食べると、また違った味が楽しめます。お家でもたまに真似しています(^o^)あーおいしかった。この珊瑚礁さんはレトルトもやっていますので、遠方の方でも楽しんで頂けるかと思います。店舗も増えてますしねえ。


来週はテロ組ですよね?絶対テロ組きますよね?信じて良いですよね!こんだけおあずけ食らって「ロマ組です。」だったら・・・。スタッフ、空気読んで下さいだよ!本当にもう!

今バナーイラスト描いています。年内に完成出来れば良いな(^_-)もう一つイラスト描いているのですが・・・ペンタブ無理すぎる。私にはハードルが高すぎます。おそらくアナログでアップになるでしょう。もちろんテロ組ですが。このブログ、純情ロマンチカと食についてとか表示されていますが「テロ組と食」のブログですね。・・・設定変えますかね。
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クリスマスの準備を始めました♪とりあえず毎年恒例のクリスマスブレッドを予約しました。引き取りに行く日が待ち遠しいです!この時期発売するのがクリスマスティー☆今年は一番好きな紅茶屋さん「マリアージュ・フレール」の「NOEL BLANC TEA」を購入しました。容器もフランスのガラス職人さんの手作りなんですよ!ルイボスティーなのでノンカフェインです。さっそく淹れてみました~。とにかく静かで上品な香りです。なんとなくニッキっぽい香りもします。夜、ゆっくりと楽しむお茶かな~と思います。おとなしすぎて、日中にはあまり適さない様な気がします。好みですが。年内楽しみたいと思います♪


もうすぐゲーム発売ですね。私は買いますよ~!一晩でテロ組クリアする予定です。(笑)ク○ゲーな予感たっぷりですが、良いのです!可愛い忍ちんをプレイできればそれで!良いんです!ヒロさんと一緒に野分の為にプレゼント考えますから!・・・なんかオチが想像できますよネ、エゴ組☆それよりも早く11巻が読みたいです。ミニマム&テロ組!!最強の組み合わせですよね!!この二つは私にとって滋養強壮剤なんで、早く摂取したいです。ギブミーヒロちゃん!ギブミー忍ちん!ああ・・・忍が足りない・・・・
☆注意☆

暗い話です。弱っている宮城なんて嫌!じめじめした話は嫌!と云う方はすっとばして下さいね。





 
 並木道を歩いていると秋が来たのだと気が付くと同時に、冬が迫っているのを感じる。赤・黄・茶色。枯れ葉の絨毯の上をパキパキと枯れ枝を踏みながら歩く。俺も忍も何も話さない。秋の匂いを吸い込み、少しずつ風の冷たさに慣れていく。良く晴れていて太陽の日差しでじんわりと汗ばんでくる。でも顔に当たる風はキリッと締まっていて冷たい。秋から冬に変わるこの季節は俺をひどく混乱させ、どうしようもない泥濘へと誘い込む。俺を捕まえようと暗闇から手が伸びてくるのだ。昔の傷が痛む。先生の「死」に対面してから俺の「生」の一部は、「死」に飲み込まれてしまった。もとから「生」と「死」は共存しているわけだが、以前よりも「死」を強く意識する様になった。だが、先生は死に俺は生きている。
 
 
並木道が終わると、こじんまりとした公園がある。たまにだが、晴れた休みの日に忍と2人でこの公園で軽く読書をする。公園に入ると子供達のはしゃぐ声があふれている。無邪気に駆けずり回る子供、その姿を眩しそうに見守る親、のんびりと散歩をする老人。どこにでもある休日の公園の風景だ。俺達はいつものベンチに座り鞄から本を取り出す。
 
「今日は人が多いな。早めに帰るか。」
「ん、そーだね。」
 
忍はそっけなく答え、読書を始めてしまった。俺も本を開き文字を追い始めた。
 
 
これからの未来に向かって生きる子供達と、「死」に向かって生きる老人達。この小さな公園の中にも「死」は「生」の一部として存在している。いや、その逆か?足下にボールが転がって来て、それを追って小さな女の子が走って来た。自然と顔が緩み笑顔を向ける。ボールを拾い、少女に手渡すと
「どうもありがとう。」
にっこり笑い、無垢な笑顔の残像だけ残し俺の前から去って行った。「ちいさきものはいとうつくし」清少納言か。子供はかわいいと思う。職場の教授達も子供や孫にメロメロだ。俺が離婚して独り者になると、周りから
 
「宮城君は子供がいないのだったな?子供はいいぞ。若い時は一人でも良いが歳をとると一人は寂しいもんだ。老後は子供と孫に囲まれてすごした方が楽しいだろう。もう一度結婚したらどうだ。」
 
なんてアドバイスを受けた。再婚なんておそらくしないだろう。一度すれば十分だ。老後ねえ、今は快適な老人ホームが沢山あるから別に心配はしていない。金さえあればどうにかなるだろう。目の前を老夫婦がゆっくりと通り過ぎる。あの夫婦は歳が幾つも離れていないのだろう、二人が同じように年をとっている。2人で一緒に老いていくのだ。俺と忍は違う。忍とは17歳もの年の差がある。確実に俺が先に老いていく。果たして30年後、俺達は一緒にいるのだろうか?老いた俺を捨て、忍は他へ行ってしまうかもしれない。そして俺はまた一人取り残されるのだ。あの時と同じように。再び暗い沼底のぬかるみをのたまうのだ。太陽が雲に隠れ、少し肌寒くなった。日差しもまったく地上に届かない。ビュウッと風に煽られ、落ち葉が辺りに舞う。ふと理沙子に云われた言葉を思い出す。
 
『庸、あんたは独りね。ずっと独りで生きるのよ。』
 
そうだ、俺は独り。沼底から俺を引きずり込もうと手が伸びて来る。このまま独りで生き、醜く老いて独りで死んでいくのだ。無数の手が俺を捕まえる。独り、一人、ひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとり・・・
 
「おい、宮城っ!!」
 
腕を強く掴まれ、現実に引き戻される。
 
「あ・・・ああ、スマン。ちょっと考え事をしていた。」
「・・・どうしたんだよ。アンタ、今日へン。」
 
大きな茶色い澄んだ瞳で、俺の黒く暗い瞳をのぞき込む。俺の闇を覗かれている様な気がして思わず目を反らす。
 
「まぁ秋だからな。アンニュイな気分にもなるさ。乙女心と秋の空~ってな。」
 
いつもの調子で答えると、忍は小さくため息をつき読みかけの本を閉じた。
 
「またそうやって茶化す。もう帰ろうぜ。ちょっと冷えたし。」
「そうだな、帰るか。」
 
俺はどうにか暗い闇を押し込め、立ち上がった。
 
 
 
カサカサ、パキパキ。並木道を歩いていると忍が口を開いた。
 
「今日の夕飯はキャベツ炒めにする。キャベツのストックないから、スーパー寄って。」
「ハイハイ。またキャベツですか・・・。」
 
頭の中で大盛りのキャベツ炒めを想像すると、食欲も半減してしまう。やれやれ。
 
「それと、アンタの下の世話は俺がするから。」
「はい?」
 
思わず立ち止まる。
 
「変な意味じゃねーからな。アンタの老後の話。」
 
・・・・・・・。
 
「オラ、とっとと歩け。」
 
忍は俺の手を握り、ぐいっと引っ張る。その華奢な手は冷たかったが、その温度が不思議と心地良かった。今の言葉がどんなに嬉しかったかお前には分からないだろう。別に何の約束を取り決めた訳でもない。この先、その想いは変わるかもしれない。でも、今の俺には・・・。忍、愛しい忍。俺がこんなにもお前を愛しく想っている事を知らないだろう。どれだけ俺の支えになっているか。俺はこの気持ちをいつか、忍にちゃんと伝える事が出来るだろうか。大丈夫だ。まだ時間はある。ゆっくり伝えていこう。忍の手を強く握り、コートのポケットに突っ込む。
 
「何してんだよ!誰かに見られたらどーすんだ!」
 
俺の珍しい行動に忍は顔を赤くして、あたふたしている。可愛い。
 
「止めろって。」
 
そうは云ってもポケットの中から出て行く気は全く無い様だ。可愛い、可愛い、たまらなく。
 
「この並木道を歩く間くらい良いじゃねーか。恋人同士みたいだろ。」
「・・・恋人同士だろ。」
「そうでした、そうでした。」
 
目を細め忍に優しく微笑む。俺と忍は歩き出した。パキッパキパキ。いつもよりゆっくりと丁寧に。一足、一足を大切に踏み出す。忍と二人、この道を歩く。



先生が亡くなった季節に宮城は何を思うのかな~なんて。最愛の人を亡くした訳ですから、心のどこかに闇が出来ていると思います。でも、肝の据わった忍ちんが側にいるからきっと大丈夫でしょう。そんな闇はとっぱらってくれるはず。ずっと最後まで宮城と一緒にいて欲しいと思います。








拍手ありがとうございました♪拍手のみでもとーっても嬉しいです(*^_^*)

☆RICA様
ヒロさんの食事シーンは絶対にエロいですよね!!食事どころじゃなくなっちゃいますよ!RICAさんの食事シーンも堪能しますね♪楽しみです♪今はテロ熱が高すぎて、エゴ話は当分ないとは思いますが覗いてやって下さいね!主腐友が出来て嬉しいな~☆今度はゆっくり話せると良いですね。

☆美龍様
たまにはここで(笑)なんか暗い宮城話でごめんなさい(^_^;)かっこ良いだんでーな宮城は書けそうにありません。次回も宮城サイドの話です~。ちょっとエロくなりそうですので・・・ご容赦下さい。テロサイト少ないですよね!美龍さんもっとテロ話プリーズです!!
 
 
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紅葉を見に、箱根へ行きました。道中かなりの渋滞で到着した時はもうぐったりでした。平日だから空いているよね~なんて、呑気にかまえてたのです。この時期はみんな考える事は一緒ですね。
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大涌谷でおきまりの「黒タマゴ」を購入。風が強かったので車の中で食べました。まあ、普通のゆで卵なんですが、ここで食べるから美味しいんですよね!箱根の匂いがしました。(笑)
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最後は山のホテルのサロン「サロン・ド・テ・ロザージュ」でお茶をしました。ケーキセットは二個もケーキを選べちゃうんです!スタッフがテーブルの前で、5種類のソースを使って最後の仕上げをしてくれます♪パンジーと草かな?可愛い♪ちょっとうっとり~。「モンブラン」と「フロマージュ」を選びました。モンブランはスフレ生地のケーキの上に栗のクリームが乗っています。スフレ生地がきめ細かくて美味しかったです!フロマージュは黒豆と抹茶の半熟チーズケーキなんですが・・・。抹茶の味が薄くて残念なお味でした。でも、芦ノ湖を眺めながらのティータイムはなかなか乙なものでした。明日からまた頑張って仕事しようと思いました。マイナスイオンパワーを溜め込んで来ました☆


明日あたりテロ話アップします。また宮城サイドの話です。食記事が続いて申し訳ないです<(_ _)>

 我が家の台所からご飯の炊ける良い匂いが漂ってきます。俺は優雅に夕刊を読みながら、恋人が作る夕飯を待っております。リビングの窓から下の道路を見ると、木枯らしが吹いて寒そうだ。道行く人はマフラーを口元まで上げ足早に歩いている。ここは暖かいぞーぬくぬくですよー、なんて優越感に浸ったりして。お~良い匂いだな、何が出来るか楽しみだナ。この何気ない時間が良いんだよなぁ・・・。ぬわ~んて・・・
 
「メキメキッ!!ドガッ!ガッ・ガッ!」
 
!!おいおい、料理してるんだよな?何したらあんな音がでるんだ。気になる。でも、アイツは俺が口出すと怒るから大人しく待つか。
 
「ジャッ・ジャッ・ジャージャー!うおあっ!あっっち!」
「おい!忍大丈夫か?」
 
新聞をテーブルに置いて思わず立ち上がってしまう。
 
「なんでもねーよ!オッサンは引っ込んでろ。」
「ハイハイ。オジさんは大人しく待ってますよー。」
 
まったく、かわいげのないクソガキだ。そのまま椅子に腰掛けて新聞を広げる。今日は一体何を食べさせられるんだか。一抹の不安がこみ上げてくる。
 
 
ドンッ!
「オラ、食えよ。」
 
テーブルの上に置かれたのは炊きたてご飯にキャベツのみそ汁、メインは大皿に山盛りのキャベツ炒め。ま、メニューは分かってたんだがな。しかし、まーいつもにも増して危険な彩りになってるな。ベーコンは真っ黒に焦げているし、卵はなんだかべちゃっとしている。俺がキャベツの山に圧倒されていると
 
「何か気にいらねえのかよ。」
 
その綺麗なお顔で睨まれると一層凄味を増して怖いんですけど、忍チン。
 
「いえいえ、とんでもごぜいません。わーおいしそうだナ☆頂きまーす。」
 
俺が箸を持つのを確認すると、忍は台所へ戻って後かたづけを始めた。こっちを気にしてないように振る舞っているが、意識は俺に集中しているのが丸わかりだ。さり気なく様子を伺っている。ったく、席に座って一緒に食べりゃ良いのに。恐らく、忍は怖いのだ。直に俺の反応を見るのが。これだからお子様は。とりあえず頂くとしますか、さて一口。・・・・あれ。
 
「・・・ん?うまいじゃねーかコレ。」
「えっ!」
 
忍は凄い勢いでこっちを振り返った。お前、反応速すぎだっつーの。
 
「パッと見はやばいけどな、食ってみるといけるわ。ベーコンの旨味が全体に行きわたり、卵もふんわり・・・」
 
忍の表情がパァッと明るくなった。目が大きく開く、口元が緩んで・・・あっ笑う・・・と思った瞬間、くるっと後ろを向いてしまった。
 
「うっせー!うんちく語ってんじゃねーよ。男なら黙って食え!」
 
 
褒めてやってんのに、アノヤロー何て言いぐさだ!しかも、何で俺には笑顔を見せないんだ?俺は恋人だぞ?おかしくないか。他の奴には笑顔の大安売りしているくせに。きっと俺は忍のすべての表情を知りたいのだ。俺の中の忍はいつも怒っていたり、つんとすましていたり、泣いていたり、ロクな顔がインプットされていない。忍の笑った顔が見たい。他の誰かに向けたモノじゃなく、俺に向かって笑って欲しい。俺はいつになったら忍の笑顔を引き出してやれるのだろうか。あーくそっ、また忍の事ばかり考えている。はあああああ・・・はあ。何気なく窓ガラスを見ると、ちょうどこの角度から台所に居る忍の姿が映って見える。洗い物を慣れた手つきでちゃっちゃと片付けている。ほー、洗い物は一人前になったんだな。顔を見ると忍は満面の笑みを浮かべている。そのなんとも嬉しそうな横顔に、俺は箸を口にくわえたまま動きが止まってしまった。夢か幻か、はたまたアヤカシか?俺の目もついに老眼か?いかん、いかん。我に返り、あわててご飯をかき込む。

・・・・かわいいじゃあーりませんか。

だから何でその顔を俺の前でしないんだ!ムカつく。本当にアイツは俺を苛つかせるのが得意だよな。でも、窓ガラスに映った忍がちょっと、ほんのちょっとだけ可愛かったから。ま、今日のトコロはこれで良しとしてやろう。
 
そんな事を考えながら窓ガラスを見ると、にやけた顔の中年男が一人映っていた。




日常の一コマ。なんとなく雰囲気を妄想して、最後のデレデレな宮城を楽しんで頂けたら幸いです。ちなみに私は、キャベツ炒めにベーコンと卵が入っているのが好きです。ソースを少しかけて食べます。みなさんはどんな具を入れますか?

明日はついにアニメイトへレッツゴーです。無事に整理券入手できますように・・・。仕事も休めますように。。。☆
 
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